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こんにちは。
台風や大雨による災害で、川が決壊したり排水が逆流して家屋が浸水したら。
水浸しの状態を見て「どうしよう…」と、途方に暮れてしまいますよね。
水が引くまでも時間がかかったり、畳やカーペットは全て廃棄処分にしなければいけなかったりで、後処理が想像以上に大変です。
そこで今回は、
- 浸水した家の消毒・掃除は?
- 床上・床下のケースごとの対処方法
- その後まだ住める?リフォームが必要な場合は?
について調べてみました。
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目次ページ
浸水した家の消毒・掃除は?
家が浸水してしまった場合は基本的には、しっかり消毒をすると覚えておきましょう。
どんな水害にしろ浸水してくる水は、泥や道路のゴミ・汚れ、生活排水などがすべて混濁していると考えて間違いありません。
ただ、乾いていないうちに消毒をしても効果は半減です。
水を抜く→乾かす→消毒
の行程です。
夏は気温が高く早く乾きそうですが、実は湿度も高いため乾くのに時間がかかります。
おすすめ消毒液・クレゾール液
強力な消毒液で刺激性も強いため、主に屋外での使用に向いています。
3ℓの水に100㎖を溶かして3%の希釈液を作り、ジョウロや噴霧器で撒きます。
臭気が強いので、床下の消毒には向きません。
使用するときは、必ずゴム手袋を着用して、衣類に付かないようにご注意下さい。
他の消毒液や洗剤等と混ぜないで下さい。
おすすめ消毒液・逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)
刺激性やにおいがほとんどないので、屋内や手指の消毒に向いています。
1ℓの水にペットボトルキャップ2杯(10㎖)を溶かした100倍希釈液を作り、噴霧するか布に含ませて拭いて下さい。
泥などの汚れは取り除いてから使用します。
おすすめ消毒液・次亜塩素酸ナトリウム
家庭用台所漂白剤の成分で、食器などの消毒に適しています。
一般的な漂白剤(塩素濃度5%)の場合、1ℓの水にペットボトルキャップ1杯弱(4㎖)を溶かした250倍希釈液を作り、主につけ置きで使用します。
刺激性があるので、使用する時はゴム手袋を使用して下さい。
金属やゴムを腐食させるので、素材に注意しましょう。
床上でも床下でも、引いてきたら水を流しながら(もちろん水道・排水が使える場合のみ)泥やゴミを一緒に洗い流しておきましょう。
畳やカーペットなど使えなくなったものはどかしておいて下さい。
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床上・床下のケースごとの対処方法
それでは、それぞれのケースごとに対処方法を見ていきます。
床上浸水のときの対処方法
床の上まで浸水してしまった場合、浸水部分は長靴やサンダルなどを履いて移動することをおすすめします。
ほとんど泥水で水の中が見えないので、段差や何かの欠片で思わぬ怪我をすることがあります。
また、電化製品で水没しているものもありますので、ブレーカーは落として電化製品のコードを抜いてから作業を始めましょう。
水が引いてきたら泥が残るので、水を撒いて汚れをしっかり流します。
後は水拭きと空拭きで細かい汚れも拭き取って下さい。
ある程度しっかり流さないと跡が残ってしまうので、素材によっては洗剤が使えます。
床板なども外せそうなら外しておきましょう。
しっかり洗浄して乾燥させないと、カビや臭いの原因になってしまいます。
乾燥したら消毒をしますが、何回か繰り返すといいですね。
床下浸水のときの対処方法
床下浸水のときは、室内の清掃はない分簡単です。
しかし、こちらも浸水していることに変わりはなく、放置すれば床下に通っている配管や配線に影響がでることも考えられます。
床板を外して、溜まっている泥などを掻き出します。
だたし、配線や配管が入り組んでいる場合は業者さんに頼みましょう。
乾燥しにくいところですので、扇風機などで風を当てて乾かすのが効果的です。
これは床上浸水でも同じです。
どちらの場合も、一番酷かった時の写真を残しておきましょう。
各部屋のどこまで浸水したかなどの証拠を撮っておくと、火災保険や公的補助を受けるときに使えます!
そういった災害のときは近隣の住宅の多くが同じような申請をしますから、証拠は正しく残しておくことをおすすめします!
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その後まだ住める?リフォームが必要な場合は?
結論から言うと、必ずしもリフォームは必要ではありません。
物損がなければ、あとは掃除と乾燥・消毒で意外と間に合います。
しかし、泥水に浸かる訳ですから白い壁紙やフローリングなどは着色したりシミになってしまうことが多々あります。
原状回復後に部分的にいつも水が染み出している、なんてこともあるかもしれません。
そういった場合は、土台をよく乾燥させてからリフォーム業者さんに相談するといいですね。
余談ですが2006年7月長野県諏訪市の諏訪湖氾濫の時、私は諏訪湖のすぐ側に住んでいて床上浸水被害に遭いました。
膝上まで来るほどの浸水でしたし家中もれなく泥だらけで掃除が大変でしたが、一度水に浸かっているんだからもういいや、とホースを使って家中水で洗い流しました笑
畳はダメになりましたが、新しい畳を入れるなら完全に土台まで乾かしてからと言われ、結局畳が入ったのは冬になってからです。
浸水被害の修復はかなり時間もかかりますし、後から異変が出ることもあります。
掃除・消毒をしっかりやったら、後は様子をみながら判断するといいでしょう。
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まとめ
今回は、
- 浸水した家の消毒・掃除は?
- 床上・床下のケースごとの対処方法
について紹介しました。
災害はないのが一番ですが、予防しきれない場合も多々あります。
そういった場合に、あれもこれも調べるのは本当に大変ですよね。
この記事が、少しでもお役に立てたら幸いです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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